Makuakeで支援していたEZ Signが届いたかと思ったら届かなかった
今はもう割と一般的になったクラウドファンディングは、製品化する前に安く製品を入手できる(とも限らないけど)のが特徴で、需要と供給のバランスを見極めるのにもいい手段だと思う。需要がないと分かれば早めに方針転換をしたり、いっそ諦めたりもできる。
何か面白いものはないかとMakuakeをチェックしていたら、電子ペーパーの特徴を活かして紙も電池も使わずに文字やら画像やらを表示するEZ Signというものがあった。画面が大きい4.3インチの4色カラーを頼み、届くのをひたすら待っていた。
そして遂に届いた!

うおおおおおおおおおおお! 届いた!

けどなんか違う!
2色足りない!!
とりあえず開けてみた
それはさておき、早速試してみる。

郵送物はパンフレット感謝状らしきものとさっきの箱。箱の中には本体と両面テープ、名札用の安全ピン。そして間に挟むタイプのクリアスタンド。他にもマニュアル表示用のQRコードが書かれた紙が入っている。とりあえず必要最小限のものはある感じ。
アプリのインストールをしてみる

PDFのマニュアルを表示して中身を確認したら、アプリのインストールを進めていく。画像とかのQRコードも長押しとかで読み取れたりするんだけど、私の場合はiPhoneがうまく読み取ってくれなかったから、パソコンで表示したQRコードを読み込ませたよ。


左側がマニュアルで右側がアプリのページ。QRコードをうまく読み込めなかったから、最初は検索して探そうとした。でも製品名じゃ出てこなかったから諦めて、仕方なく二度手間な方法でQRコードを読むしかなかった。インストール用のQRコードも箱とかに欲しかったね。
アプリでデータを送る


インストールしたアプリを開くと、最初にどの製品なのかを選択する。それからテンプレートを選んで文字や画像を入れていくというもの。一番下のカスタムテンプレートを使えば好きなようにデザインできるけど、画面を分割しすぎてもちょっと伝わりにくいかも。



とりえず二分割のテンプレでやってみる。支援したのにと書いて変換したら私怨になっちゃって怖くなったから、応援という言葉に置き換えた。こんなスクリーンショットを載せている時点でもうそれは私怨じゃないかという気もするけど、あまり深く考えないでおく。



とりあえずこれで上の部分と下の部分に入力が完了。文字数が長かったら文字は小さくなるし、少なかったら文字は大きくなる。レスポンシブなのは今風ともいえる。さてこれで準備は整った。あとはデータを送るだけ。



こういうデータを送りますよ、という状態にしたら遠慮なくUploadをタップ。すると「スキャンの準備ができました」と表示されるので、EZ Signの上にiPhoneを乗せる。すると画面のデータをリフレッシュして、今作ったデータを表示してくれる。
そして実際に表示した写真がこちら。

うん。
これはやっぱり支援じゃなくて私怨かもしれない。
細かい表現は向いてない

それならばと私怨支援製品の表現力を確かめてみることに。画質は正直そこまで高くないけど、画像の再現性はどんなものかと上にある特に深い意味はない画像を使う。2色カラーなので白と黒しか使えないため、どうあがいてもこの通りには再現できない。


この画像がモノクロになって、こうなる。

読めねえ!


ちょっとこれはあんまりだよと思って、アプリ内のコントラストとかを弄る設定で調整したのが左の画像。やっぱりアプリ内で無理くり調整するよりは、画像そのものをPhotoshopなりでちゃんと調整したほうが多少見やすい。とはいえ細かい文字は向いていない。
基本的には細い線のないものに使うべき
最後に画像メインで試してみる。これまでの検証で細かい表現は向いていないことは分かりきっているため、どんなときにどんな場所でも遠慮なく使えて、細かい線も少ないイラスト素材を用意することに。そう。説明をする必要もない。頼りになるのはいらすとやである。

いらすとやといえばコレという中二病のイラストをチョイス。背景には中二病が好みそうなデータっぽいものとして数字を置いた。どちらもフリー素材。助かる。細かい表現は向いていないと分かっていながらこういう背景を選択しているけど、決して私怨ではない。

そして実際に表示されたものがこちら。思っていたより悪くない。いらすとや特有の淡い表現が文字の滲みや太さに繋がり、低めの解像度にマッチしている。魔法陣と背景の数字が重なっているところなんかは、想像以上にうまく表現されていた。
2色カラーでもまあ、どんな使い勝手かという検証には使えたから良しとしよう……と思ったんだけど、よく考えると私に届くはずだった4色カラーがもしかしたら2色カラーを支援した人に届いた可能性もある。それはつまり、私が損をして誰かが得をしているということ。
この疼き始めた右手をどうしたらいいのか。
それが今の私にはわからない。







1件のコメント