iPhone17 Proでランチ動画に挑戦してみた感想
せっかくOsmo 360を買ってもレビュー動画を投稿することもなく、個人的に不便だったからとソフトウェアの使い方を書くだけに終わってしまった。それで「今度ガジェットを買ったらちゃんとレビューするぞ」と意気込んでいたのに、iPhone17 Proもあれこれ触ってみたけどレビューはしないまま時間ばかりが過ぎていった。
しかしこれはもったいない。せめてなにか無いかと考え、動画撮影機能が更に向上したんだからと、今後はランチ動画をiPhoneで撮っていこうと決めた。最近はそもそもXperiaで撮ることが多く、写真すらも持ち歩いている一眼ではなくXperiaで済ませることが多かった。だから最新のiPhoneならなんとかなるでしょ、という安易な考えでやり方を変えてみた。
効率を取るか品質を取るか
先に結論を書いてしまうと、iPhoneでのランチ動画については全く問題なかった。気軽に撮れてしまうので、これでいいのだろうかと思ってしまうほど。しかし純正のカメラ機能で動画を撮るとちょっと物足りなさはある。問題なく撮れているんだけども、これだったらiPhoneである意味もそんなにないよなあと感じてしまう。
そこで次のランチ動画についてはBlackmagic Cameraを使うことにした。どうせならカメラの性能をなるべくフルで活用したい。そうなると設定の自由度や扱いやすさを考えて、動画に特化したアプリを使うほうがいい。あれこれ触った感触としては、コーデックはApple ProRes422でカラースペースはApple Log2辺りが色々と都合が良かった。
最終的な仕上がりを見たら、やっぱり純正カメラよりもBlackmagic Cameraのほうが間違いなくよかった。しかし動画編集時の手間は多くなり、Apple Log2用の純正LUTファイルは配布されていないもんだから、一番合いそうなLUTファイルを当てた上で細かく調整しないといけない。カラーグレーディングにこだわる人なら自分でなんとかしろってことなのかな?
撮るならやっぱりLog撮影
純正カメラで撮った動画とLog撮影で撮ってカレーグレーディングをした動画がどちらも公開されたので、分かりやすいようにどちらもここで紹介しておく。ロケーションや料理がそもそも結構違うんだけど、その辺は気にしないでほしい。
色味やらなんやら好みはあるんだろうけど、個人的な好みやレンジの広さでいえば、やっぱりLog撮影のほうが圧倒的に良い。どちらかしか使えないのだとしたら、間違いなくLog撮影を選ぶ。そのままじゃ眠たいだけで、ある程度チューニング済の設定を用意できれば楽。同じ設定で別のファイルを読み込むだけで完結する。

左から順に、純正カメラで撮影したままの映像。それを調整した映像。Log撮影をした素の映像。それをカレーグレーディングをした映像……のキャプチャ。全体的な表現力とか、映像の繊細さみたいなものがかなり違う。この表現力を求めてiPhoneを新調したので、今後は積極的に活用していく。それにしても気軽にこの画質で残せるのはすごい時代だなあと思う。
あとは編集のケアレスミスがなくなれば最高だ。無理そうだけど。






